自己破産して何が悪いんだと開き直る父

もうすぐ結婚する婚約者の実家に、長く行方不明だった父親が突然戻ってきたという。彼の母も妹もそれはもう驚いていて、とにかく2人で実家に戻ってくるように連絡がきたのだ。お義父さんが行方不明だというのは聞いていたが、彼の家族の中ではもう死んでいるに違いないと言う認識で、私も特に気にも留めなかった。

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彼は誠実で優しい人だし、彼の母や妹もまた、とても優しく私のことを新しい家族として迎えてくれようとしていた。実家に到着してみると、そこには当たり前だが初めて会う男性が居た。お義母さんよりは随分年上に見え、今まで行方不明だっただけのことはある風貌をしていた。実の息子である婚約者に対してさえ、ちらっと横目で投げかけただけなので、全くの赤の他人の私の存在なんて気にも留めないといった感じだ。

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そこには久しぶりの再会を喜ぶ家族の空気は流れておらず、誰かが1度口を開けば、行方不明だった父親を責め、なぜ今になって帰ってきたのかを問い詰めようとする、きっかけになることが容易にわかるピリピリとした雰囲気がしていた。どうやらお義父さんは行方不明の間、あちこちで借金を重ねていたらしい。借金も自分自身の生活さえもままならなくなってきたため、今になってかつて捨てた家族の元に戻ってきたようだ。自己破産をしてやり直す。ここは自分の家だからここに戻ると一方的に宣言している。

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それまで真っ当に生きてきた家族にとっては自己破産なんてそう簡単には受け入れられない。そもそも父親の存在自体が許しがたいのだ。それなのに自己破産して何が悪いんだと開き直る父。私はまだ結婚前の微妙な立場ゆえ、他人事ともわが身のこととも思えず、ただ戸惑うばかりだ。